『東京喰種』で考える生と死

この作品は、人を喰らう正体不明の怪人喰種が蔓延る東京が舞台。
読書好きの大学生である主人公・金木 研(かねき けん)が、好意を寄せる女性・リゼと小説をきっかけにデートに出かける事になる。その別れ際に喰種の本性を現したリゼに襲われ瀕死の重傷を負うが…

突然リゼの頭上に鉄骨が落下したことにより危機を逃れ病院に搬送される。しかし重傷であったカネキは、嘉納という医師の判断により、リゼの臓器が無断で移植されることになる。

といった感じで始まり、人と喰種の戦いを描いている作品です。

手術後、目を覚ましたカネキの体にはある異変が起こっていた。今まで食べてきた食物を口にできなくなり、代わりに人肉に食欲をそそられるようになってしまったカネキは、喫茶店あんていくの従業員であるトーカと同店の店長を務める芳村、二人の喰種に出会う。

空腹による飢えと、人としての尊厳を守ることとの間で激しく葛藤するカネキは、精神的にも肉体的にも追い詰められていたそんな時、同じ大学に通う喰種・ニシキに目をつけられ、親友であるヒデが捕食されそうになる。

赫子を発現させニシキを撃退したカネキはそのまま我を失いヒデを捕食しかけるが、トーカに救われヒデと共にあんていくに運ばれる。半端者の自分には居場所はどこにもないと悲嘆にくれるカネキだったが、芳村から「人と喰種のどちらの世界にも居場所を持てる唯一の存在である」と諭されたことで、喰種としての生き方を学ぶためにあんていくのメンバーとして勤務することになる。

私はアニメしか見ていませんが、アニメと漫画ではストーリーが異なるみたいなので、先に見るなら漫画からの方が良いかもしれないのと、前半は結構バイオレンスなシーンが多い気がします。苦手な方はやはり漫画の方が良いと思います。
個人的には、戦闘シーンの躍動感や感情移入のしやすさでアニメも見てほしいと思うので、苦手じゃない方は是非。

始めのほうはなかなか凄い(色んな意味で)作品だと思いましたが、喰種から見た人・人から見た喰種。愛し合う事も出来るのに、相容れない存在。大切なものを守るために違う道を歩み、お互いに大切なものを守る為に戦い、大切なものを失っていく。

「この世の全ての不利益は当人の能力不足」「失いながら生きるしかない」というセリフがあって、全てがそうだとは思わないけれど、当てはまることも多いのかなと思ったり。気付けば明日がくるのが当たり前で…だけどいつか誰もが必ず迎える死。
そんな過激なストーリーの中で、『生と死』についてとても深く考えさせられる作品だと思います。

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