『彩雲国物語』で見る仕事と愛

正直な話、たたの色物だと思っていました。マンガやアニメに限らず、ブログや記事のタイトル、異性との出会いなど・・・さまざまなものは第一印象でその先を知りたいと思うか、スルーしてしまうかが決まってしまいますよね。しかし、見た目でスルーしたものほど、中身は素晴らしかったりするもので…この作品もその一つでした。

イケメンに囲まれる女性、イケボな声優陣。ターゲットが女性なのは間違いなさそうで、男のスルーをかましていたのですが…見てしまえばそんなものは全く気にならないほど、学ぶものが多い作品だと思います。

作品としては、門紅家直系長姫ながら貧乏生活を送っている主人公・紅秀麗(こうしゅうれい)が「官吏になりたい」と一度諦めた夢を追い求め叶えようとする物語。

官吏(かんり)とは国家公務員の通称で、今の日本でいう政治家が一番わかりやすいかと思います。

しかし、先ほど「一度諦めた夢」と言ったように、いくら努力や勉強をして十分な能力があろうと、この時代に女性では官吏になる為の試験を受けれない…政事(まつりごと)は男がするものであり女が関わるものではない…といった時代がゆえに一度は諦めるのですが、あるきっかけにより再び志す事になります。

そのきっかけの中で、ある人物が秀麗に「そんなに勉強が出来るのに、まだ勉強するのかい?」と問いかけをした際、秀麗が「学びに際限などないと思ってます」と答えたやりとりは、難しいからと諦めてきた自分が情けなく思えるほどでした。

そして悪い奴ではあるけれど、茶朔洵(さ・さくじゅん)の、どんな方法を使っても、大切な人の記憶に残りたい。と願う気持ちはわからなくもない…

さくじゅん以外の人たちもそうですが、こんなにも誰かを愛し、愛されてみたいですよね。
何年経っても変わらない愛と大切な人の役にたちたいと思う気持ち・・・現実でこんな相手に出会ってみたいものです。

20世紀(1901年1月1日0時から2000年12月31日24時)になって、人間の自由・平等性に基づいて女性の社会進出が必然の帰結となると、女性の政治参与が次第に見られるようになり、20世紀後期になると、欧米諸国では、女性政治家の存在は極めて自然のこととなります。

日本でも1946年に初めて女性代議士が誕生し、今では女性議員の活躍やスキャンダルまで話題になることも多く、一般企業でも女性の上司がいたりと、重要なポストに女性がついていても不思議ではなくなりました。

本人の頑張りよるのもはもちろんですが、こういった先任者達の頑張りによって成り立っているというのも、胸に刻んでおくべきではないかと思います。

まだまだ女性の社会進出が難しい時代に、夢に向かって頑張る姿はとても刺激になり、大切な事を思い出させてくれるのではないでしょうか。

自分に関わる人達には、それぞれ過去があり、今があり、未来がある・・・大切に思う人と過ごす時間がいかに素晴らしく、後戻りは出来ない事が再認識させられた気がします。

ちなみに、日本初の女性代議士の一人である園田 天光光(そのだ てんこうこう)さんもなかなか色んな意味で世間を騒がせた一人であり、男の中に女が入れば色恋沙汰を避けられないのは今も昔も変わらないのでしょうか…しかし、人類の繁栄に色恋は必要ですから、これはこれで大切な事なんでしょうね…そんな事も思える作品だと思います。

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