『3月のライオン』で感じる人生観

私がこの作品を手に取ったのは、「将棋を題材にしていたから」というだけの単純なもの。
将棋は幼い頃に祖父から習い、全国規模ではないですが、某新聞社が開催していた将棋大会で、小学生の部において準優勝した事がある程度の将棋好きな為、将棋を題材にした漫画はつい読んでしまいます。たまたま手に取ったこの作品を読んだ時、私は涙が止まりませんでした。

これ、将棋って言うか・・・人生じゃん。作品を読みながら私が感じた事です。
ですが、作者である羽海野チカさん本人が「この作品は棋士として生きる男の子の人生を描いたものです」とコメントしている記事を後から発見しました。なので、知らずに読んでもそれだけ感じ取れるという事です。

あらすじ

主人公・桐山零は幼い頃に交通事故で両親を失い、父の友人で棋士の幸田に内弟子として引き取られ、棋士の家庭で育つ。15歳でプロ棋士になった零は、高校には進学せず、六月町で一人暮らしを始める。だがある決意を以て1年遅れで高校へ進学するも、周囲に溶け込めず孤立し、将棋の対局においても結果を出せずに低迷してしまう。

そしてある日、先輩棋士に無理やり付き合わされたあげくに酔いつぶされ、倒れこんでいた所をあかりに介抱された事がきっかけで橋向かいの三月町に住む川本家と出会う。

といったところから物語は始まっていきます。

注目すべきは登場人物それぞれの生き様。もちろん話は主人公である桐山零を中心に話は進んでいくのですが、登場する棋士の面々・幸田家の実子・川本家などが中心に描かれてる話も物凄い。あかりの妹で川本家の次女・ひなたがイジメの標的となった友達を助けて、自分が標的になってしまう話や、孤立した校内で唯一の味方であった担任・林田先生とのやりとり、引き取り先である幸田家との確執将棋という世界に携わる人達の話。

そしてなんといっても、登場する棋士達の意地とプライド、棋士としての誇り、勝つことへの執念と努力の姿勢を描いた話なんかは老若男女問わず感じるもの・得るものが必ずあると思います。将棋に関わらず、何かを成すには強い覚悟が必要だと再認識させてもらいました。

将科部・野口栄作が林田先生とどっちが先生かわからないようなシーンだったり、何気ない所にも感銘を受けるセリフがたくさんありますよ。人生とはその人のものであり自由。選択肢は多く、悩みも尽きないですよね…どうしようも出来ないと諦める前に、『3月のライオン』読んでみませんか?

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